民主県政の会ニュース158号

第158号 2015年10月1日

戦争法案NO!でたたかい抜いた知事選
総括へ議論はじまる

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 県知事選挙の総括にむけて民主県政会第67回代表委員会が9月29日午後、さいたま市内で開催されました(写真)。
 冒頭、候補者として知事選をたたかった柴田泰彦代表が、出席の役員らに「猛暑の中で奮闘いただいたみなさんに心から感謝します」とお礼を述べ、「4年前とは明らかに違った情勢と各団体の運動が広がる中での選挙でした。それら運動の到達と教訓にもとづいてしっかり総括し、4年後のたたかいにつなげよう」と呼びかけました。
 宍戸出総括幹事が知事選の総括に向けた素案を提案しました。宍戸総括幹事は、前回の知事選が終わってから4年間、毎月幹事会を行い、またニュースの定期発行に努め、さらに県議会ごとに県政問題のレクチャーを行い、シンポジウムを開催するなど民主県政の会として日常活動を重視してきたと述べました。候補者については、1年前から選考委員会を立ち上げて本格的な議論を重ね、同時に政策委員会を発足させて政策づくりをすすめる中で、「憲法を軸」とした県政運営や国に対する運動と共闘を押し出した会のとりくみをすすめてきました。とくに戦争法を選挙の一大争点に押しあげ、マスコミや相手陣営も取り上げざるを得なかったと強調しました。SNSを使った選挙を本格化させ、若い有権者に浸透をはかる努力を行い、今後に活かす教訓も残しました。そして候補者の魅力と相まって、手ごたえを感じる選挙戦がたたかえたと報告しました。
 
「柴田さんで良かった」
 
 意見交換では多くの代表委員から、一点共闘の難しさはあっても候補者を早く立てて会として日常活動に継続的に取り組むよう要望が出されました。県に対する要求運動を団体・地域がすすめ、有権者に県政が見えるよう取り組みを広げるべきとの意見も出されました。法定ビラに会長のコメントが載った団体は、それを力に選挙をたたかったと報告しました。また200万対話、100万支持拡大方針の具体化について質問が出されました。「候補者が柴田さんで良かった」と率直な感想を述べる委員が多く、会の今後の活動の中で候補者問題やたたかい方の議論を深めていくことが確認されました。

「戦争法NO!」「安倍やめろ」の声
9・26 レッドアクションに750人

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 9月26日正午、さいたま市の県庁前で、戦争法の廃案を求める「第4回レッドアクション」が行われ約750人が参加しました(写真)。
 県庁前から道路にあふれた赤、赤、赤…のTシャツや帽子。手には「戦争NO!」「9条守れ」のブラカードが揺れています。レッドアクションは戦争法案(安保法制)に反対し廃案を求める県内の幅広い女性団体や個人が参加する運動です。この日は強行採決後の行動でしたが、「戦争法は廃案」や「安倍首相は退陣しろ」の声は止むことなく、県庁通りをこだましました。