民主県政の会ニュース157号

第158号 2015年9月1日

県民に共感広げた「戦争法案ノー」
県知事選挙で柴田泰彦候補が健闘

県民に共感広げた「戦争法案ノー」県知事選挙で柴田泰彦候補が健闘
 
埼玉県知事選挙が8月9日(日)投開票で行われ、現職の上田清司氏が当選しました。民主県政の会から立候補した柴田泰彦氏(無所属新人・日本共産党推薦)は、前回より5万票以上のばす22万票余りの得票を得たものの及びませんでした。選挙は柴田候補のほか現職の上田氏と自民党推薦の塚田氏の事実上三人が争う展開となりました。安倍内閣の戦争法案を推進する立場を鮮明にした塚田候補は、自民支持層からも敬遠された形で惨敗しました。
 
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 投票日夜、柴田候補をはじめ民主県政の会の役員や選挙スタッフ及びマスコミの記者ら約40人が柴田泰彦事務所に詰めかけました。
 午後8時過ぎにテレビのテロップで「埼玉県知事選挙で上田氏当確」が流されると、参加者からため息が漏れました。おもむろに立ち上がった柴田候補は元気な声で「民主県政の会のみなさん、選挙期間中様々な形で取り上げていただいたマスコミのみなさんに心から感謝申し上げます」とお礼とねぎらいの言葉をかけました。柴田候補は選挙戦を振り返って「戦争法案ノー」「憲法を生かす県政への転換」など訴え争点にしてきたこと、これらの政策に多くの有権者から共感の声が広がったことに確信を深めたと述べました。さらに「選挙は終わっても県民要求実現のたたかいは続きます。私も政策実現にむけて奮闘したい」と述べ、大きな拍手を受けました。 開票結果は、投票率が前回とほぼ変わらない中で現職の上田氏が得票・率とも減らし、また自民県連推薦の候補が大差で敗れる一方で柴田候補は得票を伸ばしました。民主県政の会では今後、選挙総括をしっかり行うことにしています。

柴田 泰彦 62(無所属新) 228,404
上田 清司 67(無所属現) 891,822
塚田 桂祐 58(無所属新) 322,455
石川 英行 52(無所属新) 49,884
武田 信弘 61(無所属新) 32,364

8.30 大行動

8.30 大行動
 
 ときおり強い雨が降り注ぐ東京都心。8月30日午後、国会周辺は「戦争法案絶対反対」「安倍政権はただちに退陣」など12万人ものコールに包まれました。「8・30国会10万人・全国100万人大行動」は、国会を包囲する人・人・人で埋め尽くされました(写真)。国会正門前の集会では岡田民主党党首や志位日本共産党委員長ら4野党の代表が一致して戦争法案廃案を訴えました。いま安倍政権は国民から追い詰められています。戦争法案廃案の実現めざし、たたかいを強めましょう。