県知事選 日程決まる 8月8日告示、25日投票 参院選にらみ、各党動き加速

埼玉県選挙管理委員会は4月25日、埼玉県知事選挙について8月8日告示、25日投票で実施すると発表しました。県知事選挙は参議院選挙(7月21日投票予定)直後に行なわれ、埼玉では4月の統一地方選から5ヵ月間連続の選挙です。
 
マスコミは5月10日、希望の党の行田邦子参議院議員が県知事選挙に正式出馬表明したことを報じました。行田議員は今年初め7月の参院選に立候補しないことを明らかにしていました。行田氏は旧民主党で参議院初当選以来、みんなの党、希望の党と所属政党を変えてきた議員で、自身のブログには「県政を進化させる。この先、県政が停滞してしまうのではないかと危惧している」と述べ、自分が16年の上田県政を変えることを強調しました。
 
一方、新聞報道によれば、川口商工連盟川口地区の代表が近く国民民主党の大野元弘参議院議員(埼玉選挙区)に知事選出馬を要請すると報じています。大野氏の祖父は元川口市長で、川口自民党の創始者。かつて自民党から知事選に立候補(落選)したこともあります。大野議員については、前回の知事選のとき上田清司知事から後継候補にと打診されたこともありますが、上田知事が多選自粛条例を破って出馬したことに自民党が強く反発し今もしこりは残ったままです。自民党をはじめ支援組織との関係で、大野議員が立候補を決めるのかは現時点では不透明といえます。
 
また、上田清司知事はマスコミから立候補の意向について聞かれ「統一地方選挙後に態度を表明する」としていましたが、いまだに去就を明らかにしていません。
 
こうした状況も踏まえ民主県政の会では、県民本位の県政実現へ候補者選考を精力的にすすめています。今年は猛暑の夏をさらに熱くする知事選になりそうです。