豪雨災害、国保、県外私学助成など県の考えただす 埼玉県議会 12月定例会が閉会

 埼玉県議会12月定例会が22日閉会しました。
 議会では平成29年度一般会計補正予算をはじめ、県職員の給与・退職金に関する条例改正、国保給付費等交付金の交付及び事業費納付金の徴収に関する条例制定、また県立小児医療センター付属岩槻診療所の廃止などが審議されました。
 日本共産党の前原かづえ県議は、12月12日の本会議一般質問で、国保やふじみの市などの豪雨災害対策と被災者支援、県外の私立高校に通う生徒たちへの支援金制度、難病患者支援のために保健所の支所復活、またホンダ狭山工場の閉鎖問題などを取り上げました。
 
<ホンダが狭山工場閉鎖を発表>
 
 ホンダ(八郷隆弘社長)は10月4日、狭山工場(狭山市)を閉鎖し2021年度をめどに寄居工場(寄居町)に集約すると発表しました。
 八郷社長は国内の生産台数を削減し電気自動車(EV)生産にシフトすること、狭山工場で働く4600人の従業員は寄居工場を中心に配置転換し、雇用も維持すると述べています。しかし労働者からは「寄居通勤はムリという人も多い。寄居に4600人も受け入れる態勢があるのか」など不安の声が広がっています。また狭山市はホンダに対して様々な便宜を図ってきましたが、今回の閉鎖が大きな打撃になることは明らかです。
 
豪雨災害、国保、県外私学助成など県の考えただす